元抗がん剤病棟の看護師ブログ

抗がん剤病棟で勤務経験あり。抗がん剤に対して漠然とある「恐怖」「不安」を少しでも解消できるよう、私なりに知ってほしいこと、伝えたいことを書いています。知ることで解消できることもきっとあるはず。患者さん・家族に伝えるつもりで綴っています。

【お見舞い】抗がん剤患者さんのお見舞い・面会のベストタイミングはいつ?

「○○さんがガンなんだって!お見舞いに行かなきゃね!!」

 

家族・親戚・知人・友人・職場の同僚や先輩などが癌になって、化学療法をするために、抗がん剤病棟に入院しました。

 

抗がん剤(化学療法)を経験したことがない人(あるいは周りに経験した人がいない)がほとんどで、なかなかイメージが付きにくいと思います。

お見舞いに行くときの注意点がいくつかありますので紹介します。

※初回入院・初回治療を前提に書いています。

 

 

お見舞いが可能かどうか本人・家族に確認する

まず第一に、お見舞いが可能かどうか患者本人や家族に確認が必要です。

これは、治療的な側面というよりも、患者本人の心理的な要因も大きく占めます。

というのも、抗がん剤をしていることを知られたくない、抗がん剤で弱っている自分を見せたくないと考える人が少なくないからです。

入院するときに、面会について説明もしますが、特定の人のみしか面会を許さない場合は面会謝絶の希望を看護師に伝えてください。

 

家族や親族なら、そういうことは聞きやすいと思うのですが、知人や友人、職場の方などとなると、入院後や抗がん剤が開始してからなどに面会のことは聞きにくいですよね。

とても仲良くて頻回に連絡取り合う間柄なら問題ないかもしれませんが、、、

 

お見舞いについて、抗がん剤治療が始まる前に聞いておく

一般的な話ですが、「癌」と診断がついてから、入院するまでの流れって、突然ではないんですよ。

緊急を要す場合は除いて、ほとんどの場合が「予定入院」というものなんです。

例えば、肺がんの場合、咳や痰が出る、声がかすれる(嗄声)、息切れ、呼吸苦などの呼吸器症状があったりして、病院受診し、採血・レントゲン・喀痰検査などで肺がんと診断される。また、健康診断などで上記検査をして発覚する場合があります。

肺がんが見つかったとして、「あなたは肺がんなので、化学療法が必要なので明日から入院しましょう」ということにはなりません。

本人や仕事の都合、家族の都合を考慮して、最適なタイミングで入院ができるように予約します。それが「予定入院」です。

 

なので、予定入院がほとんどだと思うので、その癌患者さんのお見舞いに行こうと考えている人は、入院する前に聞いておくとよいでしょう。

職場の人の場合は、休職するときに病気の話も少なからず出るはずです。

そういったタイミングで、

「お見舞いに行きたいなと考えているのですが、治療中はご遠慮したほうがいいですか?」

といったニュアンスの話を軽く振って、相手の反応をみてお見舞い・面会が可能かどうか確認するのがいいと思います。

 

お見舞いを断られても「普通」と考えて

抗がん剤で、自分がどうなるかなんて誰もわかりません。

断る場合は多いんじゃないかな。私の経験上、親しい知人・友人や家族・親族ぐらいしかお見舞い・面会には来ていなかった印象です。お友達がゾロゾロということは少なかったです。

それが普通です。理由として、前述しましたが、

・抗がん剤は未知の世界で、本人も気軽に返事ができない

・治療している姿を見せたくない

・治療に専念したい

・脱毛が始まっていたら、自分のボディイメージと大きくかけ離れた姿を見せることにもなりうる

 

ほかにも様々な要因がありますが、抗がん剤治療をしている患者本人の思いを一番に考えてあげてください。

 

お見舞いのベストタイミングはいつ?

では、お見舞いに来てもいいよって言ってもらった場合にいつお見舞い・面会に行くのが一番良いのか?

抗がん剤の種類によって、投与日数が異なります。

入院翌日から抗がん剤投与が始まるとして、多く見積もって1週間治療に要するとしましょう。

抗がん剤投与中は、血管外漏出やアレルギー出現のリスクを考慮して、できるだけベッドにいてもらうことをお願いしているので、家族・親族以外のお見舞い・面会は推奨していません。

治療3~4日頃から悪心(吐き気)が出現したりして、身体的・精神的に苦痛になってくる場合もあります。

そして、抗がん剤治療開始してから10日~2週間くらいすると「骨髄抑制(その時期をnadir(ナディア)ともいう)」という血球減少が起こり、免疫力が低下します。

この間はお見舞い・面会は避けていただきます。治療の側面からも、患者や家族に対して、洗濯物や身の回りのことをしてくれる近しい家族だけに限定してもらうこともあります。

 

骨髄抑制をいつ脱すかはその患者さん次第なので、採血結果を適宜確認し、nadirを脱したら、面会可能になります。治療開始から3週間頃には脱することがほとんどです。

 

初回入院の場合は、レジメンコースによりますが、約4週間ほど入院すると思うので、nadir(ナディア)を脱してから退院するまでは、面会が可能で、比較的患者さん本人も元気だと思います。

 

まとめ

抗がん剤治療患者さんのお見舞い・面会は、

1、抗がん剤終了~入院後約2週間までの間

2、入院後2週間~退院するまでの間

 

が、治療的な面から考えて、お見舞い・面会に適していると考えます。

 

これまで、割と神経質なタイプ?というか厳密なタイミングを気にすることを前提に書いてきましたが、治療中であるからこそ、誰かとお話しして気分をリフレッシュしたいと思うのも普通の感情です

実際に、「吐き気があるけど、見舞客がきてくれたおかげで、その間は気にすることなく過ごすことができた」という例もたくさんありました。

 

必ず、抗がん剤治療患者さんの適したタイミングがあると思うので、連絡をとったりして確認し、見舞い・面会するようにしましょう。

 

 

 

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

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