元抗がん剤病棟の看護師ブログ

抗がん剤病棟で勤務経験あり。抗がん剤に対して漠然とある「恐怖」「不安」を少しでも解消できるよう、私なりに知ってほしいこと、伝えたいことを書いています。知ることで解消できることもきっとあるはず。患者さん・家族に伝えるつもりで綴っています。

【抗がん剤の副作用】脱毛【2】ーー自分でできる事前対策&絶対やってはいけないこと

前回の脱毛【1】の続きになります。

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脱毛の対策

抗がん剤治療(化学療法)前に脱毛について説明はあると思います。

事前に知っているかいないかということは、脱毛が始まる時期や対応策について考えることができ、脱毛後の生活についてイメージしやすくなるので、事前に情報を得ておくことは大切です。

 

①脱毛前に髪の毛を短くしておく

脱毛が始まった際に手入れが楽です。←例えば、5cmの1本の毛が抜ける場合と、15cmの毛が1本抜けるとでは3倍毛が抜けたような感覚になります。短い方が精神的ダメージも低いです。

②脱毛が始まったら、帽子やバンダナを被る

髪の毛が周囲に散らばらないようにするためです。←手入れや掃除が楽になります。

③頭皮を傷つけないよう、ブラッシングは気を付けて行う

毛先のやわらかいブラシを使用する。←今までなんともなかったヘアーブラシの先端が刺激的に感じることもあります。

④ホットカーラー、ヘアドライヤーの温度に気をつけ、温度は低温で、風力は弱数を心がける。カラーやパーマは避ける。

⑤洗髪は低刺激のシャンプーで行う

シャンプーのし過ぎに注意し、保湿に心がけるようにする。←毛髪がないと、直接頭皮を洗う形になるので、刺激を受けやすいです。乾燥するとヒリヒリ痛かったりするので保湿します。保湿剤は市販のものでOK。

*私の勤めていた病院では、低刺激シャンプーとして「花王 キュレル(Curel)」をオススメしていました。アピタやイオン等の量販店でも購入可能です。

楽天でも購入できます。

 

⑥頭皮を清潔に保つ

脱毛が起こると頭皮はより刺激を受けやすくなり、また体の免疫力が落ちているときには、用有為に感染(毛嚢炎)を起こしやすくなる。

そのため、先発の際も強くこすりすぎない、爪を立てないように注意する。シャンプーは低刺激性のものを使用。

⑦抜け落ちた髪の毛は粘着テープ(コロコロ)などで処理し、ベッド上は清潔に保つ

★病棟にも粘着テープの常備がありますが、数に限りがあり、その都度返却してもらうので、自分用を持っていくと安心です。

⑧カツラやウイッグの購入について情報を得ておく

必要ないという考えをもっている場合は、入院中の帽子(ヘアキャップ)やバンダナで代用できる。しかし、社会復帰した際のイメージはしてもらう必要がある。

→お金がかかるものなので、無理に購入する必要はない。さらに、脱毛もない(軽度)のに買ってしまった・・・とならないように、レジメンの把握を行うことが必要です。

⑨生えてくる髪のことを理解する

治療終了後には新しく髪の毛が生えてくるが、髪の質や色が変化すること、生えそろうまでに最低1年はかかることをしっておく。

→毛根が産まれかかるような感覚で、赤ちゃんのような柔らかいふわふわした毛が生えてきます。極端な話、天然パーマンの人がストレートヘアーになったりするように髪質が変化することもあります。

⑩毛髪の育成を促進する食べ物を積極的に摂取する

根菜類・海藻・貝類などのミネラル・ビタミンE・たんぱく質を多く含むものを摂取することが望ましい。

※ただし、海藻類や貝類などはNadirの時期との関連に注意する必要あり。

⑪抗がん剤治療で抜けるのは髪だけではない。

眉毛、まつ毛、陰毛も抜けることを理解する

⑫女性の場合は、メイクについて情報を得ておく。

まつ毛や眉毛がぬけてしまうこともあり、メイクでカバーすることが多くなります。

 

脱毛が始まって、絶対にやってはいけないこと

抜け始めると、皆やってしまいがちなんですが、無理やり毛を自分で抜くことはNGです!!

無理やり抜くことで、毛嚢炎のリスクが高まるし、何よりも、新しく毛が生えてくるときにバラつきが出てきます。ついつい、毛の抜け具合を確認したり、人に「脱毛始まったよ」とか言って抜いて見せてしまうこともあるんですが、それは絶対ダメです!

やりたくなってしまう気持ちもわかるんですが、そこはグッと押さえて我慢です。家族がやってたりしたら注意してあげましょう。特に男性が多い気がしましたので、ご注意を。

 

髪の毛で変わる人の意識

私の祖母が、昔(15年以上前)、治療の副作用で脱毛してしまったことがありました。

常に帽子をかぶって外出し、家から出る頻度も脱毛前と比べれば減ってしまっていました。

そんなとき、医療用ウイッグの存在を知って、当時は特設会場のようにウイッグショップが小規模ですがデパートに入っている感じで、ショッピングも兼ねて家族みんなで購入しに行きました。

 

当時、フルウイッグで、オーダーメイドというか、その人の頭の形やヘアスタイリングに整えてくれて、1つあたり、20万円ほど!していました!高い!高すぎる!!

でも、その時、今でも我が家で話題になる話なんですが、ウイッグをつけて、デパートを出た、祖母の背筋がシャンとして、胸を張って歩いていたというのは家族の中でも記憶が鮮明です。

 

 普通のウイッグと医療用ウイッグの違いは?

個人的に学生時代、イベントやパーティーなどでウイッグをよく使用していました。笑

昔に比べると、ウイッグもファッションの一つとしておしゃれなものも多く、手軽にイメチェンできます。

価格帯はピンキリで、安いものだと部分ウイッグ(前髪、襟足)2000円台からありますし、フルウイッグでも1万円以下と低年齢層にも手が届きやすいものとなっています。

医療用ウイッグはこんなことに配慮されている

 私がオススメしているSVENSONの医療用ウイッグの場合は・・・

・品質

:髪質は一番自然観につながります

・医療用に研究されたウィッグであること

:敏感になった頭皮を考慮は重要。普通のウイッグは痒くなったり、長時間の着用で蒸れてしまいます

・軽さや快適さ、安定性など機能性が高い

・分け目や髪のツヤ感が自然でおしゃれ

:分け目の皮膚があるかが本当に大きい!分け目の皮膚がない=リカちゃん人形みたいなつむじや分け目ということです

・ラインナップが豊富

:好みや値段など、求めるものは人それぞれです

・メーカーの信頼性、顧客対応のよさ

・医療従事者から支持されている

・料金が明確で無理なセールスをされたりしない

・美容師が一人ひとりに合わせて似合う髪形に仕上げてくれる

・購入後のサイズ調整が何度でも無料:脱毛が始まりかけで髪の毛が残っている状態と、なくなった(完全に脱毛した)状態では、頭のサイズが変わるので、これもオススメポイントです

・来店当日のウィッグお渡しも可能(来店時間による)

:全国に実店舗があるので、相談&アフターサービスが安心です

・専門資格所有スタッフが親身に相談にのってくれる

・相談やカットは個室対応でプライバシーに配慮されている

 

 ウイッグの実際

私はたくさんのウイッグを見てきたので、ぶっちゃけ、安いウイッグ(医療用じゃないか)かどうかは見てて分かります。

質感や皮膚はもちろん、まず第一にその人に合っている髪色か髪型、かぶせられているだけのような違和感かは一目見ても誰もが感じることだと思います。

資料を請求して、事前にどんなものがあるのかくらいは知っておいてもいいと思います。

脱毛が始まってから、準備していては少し遅いくらいです。脱毛が始まると、気持ち的にパニックになってしまうのも考えられますからね。

 

備えあれば憂いなしの部分もあるので、私としては、抗がん剤治療した患者さん本人だけではなく、家族の取り組みとしても考えてほしいです。

脱毛は周りの理解と準備が大切ですよ^^

 

 

 

 

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

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