元抗がん剤病棟の看護師ブログ

抗がん剤病棟で勤務経験あり。抗がん剤に対して漠然とある「恐怖」「不安」を少しでも解消できるよう、私なりに知ってほしいこと、伝えたいことを書いています。知ることで解消できることもきっとあるはず。患者さん・家族に伝えるつもりで綴っています。

【抗がん剤の副作用】口内炎(2)-食事の工夫・口の中を清潔に!痛みには麻薬も使う!?

前回の【抗がん剤の副作用】口内炎(1)の続きになります。

 

 

motokouganzains.hatenablog.jp

今回は、実際に口内炎になったら、どのようなことをするのか、看護の視点でみていきましょう^^

 

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口内炎ができたら?

 まずは医師の回診の時に主治医に伝えましょう。もちろん、看護師に言ってもいいですが、医療の提供を判断するのは医師です。可能であれば、医師に直接言うことで対応が早くできます。

看護師に伝えた場合の流れをいうと、

看護師に口内炎ができたことを伝える→患者さんの主治医に診察して(みて)もらうよう看護師が伝える→すぐに来れないことがほとんどで、外来等の合間などの回診時に医師が診察にくる→その後指示が出る

 

口内炎というのは、実際に見てみないと、症状の程度が分からないので、看護師に伝えた場合、医師に直接診てもらうのに時間がかかってしまう場合があります。

医師も外来と兼任していたり、ほかの患者さんの対応等ですぐには診察に来れないことがほとんどなので、気になることは、医師の回診時に直接いうことが正解です。

これは、口内炎に限らず言えることです。

 

1、 食事の工夫

口内炎になったら、食事に関しては、以下のような工夫をしていきます。

・刺激物を避ける

・水分が多い、軟らかく口当たりの良い食事にする←ゼリー、そうめん、うどんなど

・固形のものは、とろみをつけ飲み込みやすくする

・細かく刻んで食べやすい形態にする

・薄味を心がける

・口内の乾燥を防ぐために、水分補給を多めにとる

・氷は角のなり丸い滑らかなものをなめる←氷をなめる際は、一度水に濡らしてから

・炎症が強いときは、柑橘系のジュースを控える←しみるから

・食事ができないときは、栄養補助食品を利用する←ウィダーインゼリーなど

 

2、 ブラッシングによる口腔内清潔保持

・口腔内の観察

・歯ブラシの選択

*ヘッドがコンパクトで超軟毛のナイロン製、スポンジブラシ←動物毛NG                  *毛束の状態がヘッドより広がっている、1か月以上使用しているものは交換

・磨き方:バス法で毎食後行う

・舌ケア:舌ブラシやスポンジブラシで奥から前へと掻き出す。

 

3、 口腔内の保湿

乾燥により口内炎が悪化してしまうこともあるので、口の中の潤いを保つことが大切です。

・含嗽役の使用 水やハチアズレで可。口内炎が受賞の場合はしみるため、生理食塩水や含嗽尾温度を体温に近い温度にする。 がらがら、ぶくぶくを8回/日程度行う(起床時、毎食前・後、就寝前)

・保湿剤は、粘膜の刺激が少なく保湿効果のあるもの←オーラルバランス、ビバジェットジェルなど

 ↑寝たきり患者さんの口腔内保清に用いたりもします。薬局でも売っています。

4、 疼痛緩和

医師の判断のもとに、疼痛緩和が必要な場合に以下のような痛みを和らげる処置をします。

・キシロカイン入りの含嗽水(アズノール+キシロカイン入り)←キシロカインは局所麻酔に使われるものなので、病院処方

・しばらく口の中に含んで出すことで、口内が少し麻痺して一味の緩和につながる。

・鎮痛剤 ・麻薬など

 

私の体験談

口内炎なんて、抗がん剤の副作用であるんだ?なんて思われた方もいるでしょう。

今まで、骨髄抑制に伴う感染のことなどをブログで書いてきましたが、口の中も粘膜なので、感染の場として十分にありえます!

口内炎といっても、風邪の時に2~3mmくらいの小さなできものができる程度じゃないんですよ。口の中が真っ赤になって、食べ物や飲み物が触れるだけで痛かったりと、重症化するともだえるような辛さがあります。

入院中は、早期発見に心がけ、状況に応じて治療を行うので、そこまで重症化する人は多くはありませんが、外来にいったとき、気づかずに放置してしまうと・・・怖いですよね。。

今後必発する骨髄抑制のことも踏まえて、患者さんの感染予防行動の現状を知るために、入院時に含嗽(うがい)・歯磨き・手洗いの仕方について確認や指導をするということを以前ブログに書きました。

私も人のこと言えないんですが、やっぱりきちんとやれてない方が大半です。何よりも、歯磨き1~2回/日、歯磨きの時しかうがいはしない、など、絶対的に回数が少ない方が多くて。 だけど、口内炎という副作用の発生の軽減にも、感染予防行動は一役かっています。

 

最後に

抗がん剤の種類により、発生リスクは違えど、重症化すると心身ともに辛い口内炎。 発生頻度60%以上のレジメンの場合は、特に注意が必要です。低リスクでも、骨髄抑制の時期と不適切なセルフケアが重なって、口内炎を繰り返すということも考えられます。 でも、感染予防行動をしっかり行っていれば、その程度を軽減・緩和することは可能です。 ご飯や飲み物も摂れない辛い抗がん剤治療にしないためにも、自分でできることをやって予防に努めましょう^^

口内炎(1)でも書きましたが、虫歯治療や義歯調整などを済ませてから、抗がん剤治療に臨んでください。それらが悪さをして・・・ということもあります。

治療に通っていたけど、思いのほか抗がん剤治療の入院日にかぶりそうだ、長引きそうだというときは、可能であれば、外来受診の時に医師に伝えてください。担当主治医が相談に乗ってくれると思います。

とにもかくにも、そうならないように、早め早めの健診と治療を心がけるようにしましょう。

 

 

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

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